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チリ編2
Mar. 11, 2016
夫婦でパイネトレッキング!〜今度こそ本編 DAY2〜
翌朝7:30AM、二人は再びトーレスにやってきました
前日の疲れが残る中、4:45AMにキャンプサイトを出発
6:00AMぐらいに、トーレスに到着することを目標に
ヘッドライトだけを頼りに、真っ暗な道をひたすら登った
そう、ここの道のりは言うなれば
"SASUKE"
状態
TBSの番組だったかな?もうあんな感じで飛び乗ることもしばしば
空を見上げると、不思議なことに自分たちの上空だけ雲が切れ、星が見えていました
とにかく、その星の数がすごかった
限られたその隙間なのに、めちゃくちゃ星が詰まってる!
そんな印象でしたー
このみさん「見てーあれミルキーウェイだよ!」
みつる氏「おぉ綺麗ー!!」
そーいえば、天の川を"ミルキーウェイ"と呼ぶことを
このみさんと知り合ってから知ったんだった 笑
到着すると、何組かが湖の周りでスタンバイしていた
とにかく...
"寒すぎる!"
というか風が、無慈悲で容赦ない!!!!
トレスを目の前にした、大きな岩の前に二人は座った
少しでも寒さを和らげるため、お互いの肩を寄せ合っていました
左側にこのみさん、右側にみつる氏
相変わらずの突風は左から吹いてくる
"突 風 は 左 か ら 吹 い て く る"
このみさん「さーむーーい!!!」
みつる氏「…そっち側に変わろうか?」
このみさん「うん!!」
左側が、断然寒いということを知ってました
しばらく黙っててごめんね、このみさん 笑
目の前にある3つの岩
昨日と違い、少し帽子を被っていた
その帽子は雲というよりは、ガス?
それよりも、この天候状況で朝日が岩に届くのか
それだけが心配だった
この記事の最初に載せた写真が、7:30AM
そうなんです、二人が到着したのは6:00AM...
"早く来すぎ!笑"
何故かって?
それは簡単
しっかりと時間を調べていないから 笑
このみっつ「まぁ、早めに行けば間違いないでしょ!!」
そんな考えだから、こんな寒い思いを余計にしなければいけないんです 笑
このみさん「なんかさ…周り明るくない?」
みつる氏「もう太陽上がっちゃったのかな…」
10分後
このみっつ「きったーーーー!!!」
いやー興奮しましたね!!
少しずつ、でもあっという間にそのオレンジ色の光は
岩の体をになぞるように下へがっていきました
寒さに耐えること、昨日頑張って登りきったこと
トーレスにキャンプイン出来たこと
全てをクリア出来たからこそ、この光景を見ることが出来ているんです
つまりは、自分たちで勝ち取った光景
みつる氏「ねー何かさ、焼き芋っぽくない?」
このみさん「はははー」
寒さのせいか、このみさんの対応がアッサリだ
この時点で、光が差し込み始めて5分
ついにクライマックス
下山の途中、頑張ってくれた太陽にありがとうの言葉を
そしてトーレスに戻りテントをバラす
少し先のオフィスの前に見える、受付の神に感謝の気持ちを送り
DAY 2スタートです!!!!
【トーレスキャンプサイト〜イタリアーノキャンプサイト】
距離:22km / 時間:8h
本日の日替わりプランになります
距離も時間も昨日の倍!
昨日のチェックイン時の受付の神との会話を思い出す
受付の神「イタリアーノまで行くのだな?8hコース、厳しいぞ」
えぇ神様、重々承知しております
でもね…
このみっつ「やっぱり8h歩くてヤバイよね!?笑」
しかも超重いバックパック背負ってだからね…
怖気づきながらも...11:00AM、トーレスキャンプサイトを元気に出発!
このみさん「なんとか20:00までには着いてテントも張りたいね!」
そう、日が落ちる時間までに…
トーレスを出て、憎っくきチレーノを過ぎ
少し歩いた先の分岐点ですねココは
ここまでの道のりは、昨日登ってきた道を下っていたのですが
ここからは初めての道!
相変わらずのグッドな天候
バックパックは肩や腰に食い込みっぱなしだけど
その辛さが吹っ飛ぶほどの
少し下り気味の緩やかなコース
眼下には常に美しい景色が広がっています
みつる氏「まさにミルキーウェイだね〜」
すぐ、聞いたワードを使いたがる男
お昼は安定のホットドッグとリンゴ
少し休憩して、再び歩き始める
この時点でスタートして4hが経過していた
"パペル イヒエニコ"
はトイレットペーパーって意味なんだけど
スペイン語の勉強を独学で始めた時
なんか響きが面白くて、すぐ覚えれた思い出の単語
"イヒエニコ"
って何...みたいな 笑
この湖がホントに綺麗!
今まで見た中での暫定1位!!
でもこのミルキーウェイはひたすら、この湖をなぞって歩く訳で…
目的地のイタリアーノは、この湖の先にある訳で…
中々着かない…つまりは湖がデカイ…
憎い…湖が…笑
ほらね、果てしないでしょ 笑
出発してから、6.5h...
ついにキャンプサイトを発見!!
でもこれは、
"クエルノス"…
このみっつが目指しているのは、この先の先…
折れそうな心を支えるのが、精一杯
さらに、ここで道を間違える痛恨のミス
キャンプサイトを通過するハズが一向に着かず
荒地の急な下り坂を下がっていくと
人が渡るには、少し困難な川にぶつかりました
このみっつ「これ…渡れるの??」
向こう岸には、キャンプサイトらしきものも見える
...でも
"ど う 考 え て も 流 さ れ る ! 笑"
このみっつ「...うん!一旦戻ろう!!」
苦労して通った道を、戻るというのは本当に辛いんです
しかも荒地の急な登り坂
開けた所に戻ると、2人が進んだ道は
"← caballo"(← 馬)
と書かれていました 笑
うん!馬さんならあの川渡れるね!笑
納得した所で、現実世界に戻る
ここから、さらに2.5h
(どうせ3h以上かかるでしょ…ブツブツ)
みつる氏「ねー2.5hってさ、東京から大阪まで行けるよー」
このみさん「それ、新幹線の話でしょ」
みつる氏、思考回路もショート寸前
その後、フラフラな状態になりつつも
"フランチェス"
に到着…
看板に目をやると、
"イタリアーノ"
の文字が!!
ここからは、0.5h!
もう着いたも同然でしょ!!
9h歩き続けた、今日の道のりを思い出すと
ちょっと感動すら覚えました
イタリアーノキャンプサイトに到着して早々
受付のおっちゃんに、トーレスの神にもらった予約の紙を見せつける!
もちろん問題なくことが進みました
ただ、ここのキャンプサイト...
予約いらなそー笑
何かユルい感じだし、何ならチェックインしなくてもばれなそうな感じ!
でもいいんです
そんな事どうでもいいんです
今日この日を二人で乗り越えたこと
それが一番大事なんです
もう、二人とも足はボロボロ
身体全体はバキバキ
みつる氏は左足のアキレス腱付近を痛め
かばいながら、歩いている状況
このみさんは、両足の小指に水膨れをつくり
坂道は常に激痛
でも、2人は達成感に満ち溢れていました
こんな状況でも、心からこのパイネトレッキングを楽しんでいました
こうして、このみっつは
この3泊4日のパイネトレッキングにおける
最長距離および最長時間(一日換算)の
"ミルキーウェイ"
を制覇したのであった
次回、トレッキング本編 DAY3
「家が飛ぶ」
乞うご期待!!
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