LOOK FEEL FREEDOM 〜自由に世界一周〜
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- May. 18, 2018
- アンナプルナトレッキング in ネパール!Day6〜最終目的地アンナプルナベースキャンプへ〜
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うーっ!寒いねえーーーーっ!!
標高3,270mの"Himalaya"(ヒマラヤ)でトレッキング六日目の朝を迎えました
昨日の夜中、このみさんに小声で起こされたみつる氏
ヨタヨタした足取りでこのみさんに付いていくと、そこには満点の星空が広がっていた
たまたま夜中にトイレに行った時に気付いたらしいんだけど、澄み切った空に浮かぶ星たちが本当に綺麗でした
そして5:00AM、隣の部屋からアラームが聞こえた
同じ部屋で鳴っているのではないかと錯覚する
薄い隙間だらけの板で仕切られた部屋
『おはようございま〜す』と小声で言い、このみっつは出発の支度を始めた
ダイニングルームに上がりミルクティーを注文
今日の朝は持ってきたクッキーで簡単な朝食を済ませました
6:20AM、他のトレッカーたちが外で歯を磨いている中
このみっつはロケットスタートでヒマラヤを出発した
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- Day6
Himalaya to MBC(Machhapuchhre Base Camp)
MAPS.MEさんによると3.5hの道のり
今日は最終目的地、"ABC"(アンナプルナベースキャンプ)のお膝元である"MBC"(マチャプチャレベースキャンプ)を目指します!
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まだ太陽の光が差し込まない朝の時間帯はとっても気持ちが良い
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美しく滑らかな雪原が見える
アンナプルナトレッキングでは山の表情が日ごとに移り変わっていきます
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これまで以上に荒々しい道が続いたけど
一歩一歩大自然を肌で感じながら進んでいく
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みつる氏は途中でルートを誤ってしまった
無駄に小さな崖を登る羽目になったんだけど、間違っていたことを正直に話すかどうか迷う 笑
意を決して話してみるが、このみさんは予想通り不満げな表情を浮かべた
このみさん「ほーら!さっきの道は左が正しいって言ったじゃんっ!!」
このみさんの怒りの沸点がいつもより低い...
これも高山病同様に低酸素状態が続いている影響なのかもしれない 笑
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大自然が作り出す見事な景色
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山と山の渓谷をひた進み、流れる水の音や時折吹く風の温度を感じながら歩く
みつる氏は今日のルートが一番好きかもしれない
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そして日の光が差し込み始める
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不思議な形をした岩からは雪解け水が流れていた
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そうこうしている内に"Deulari"(デウラリ)という村に到着した
休憩はせず、水を補給してそのまま先へ進むことにした
今日は4,000mまで標高を上げるので高山病にはかなり気を付けて歩きました
定期的に立ち止まり深呼吸を繰り返して水分補給を行う
これを何度も行いながら少しずつMBCを目指しました
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先ほどの光に照らされていた山が明るい範囲を広げていく
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この一色の長い旗もタルチョって言うのかな?
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空を切り裂くツートンカラー
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水分を多く含んだ雪の上をも歩いて行く
ここを通る時はかなり気を遣いましたね...
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光の届かない暗闇から見える大迫力の"白"
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こんな高地でもポーターさんは頑張っています
おっちゃんは快く写真撮影に応じてくれました
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世界には美しい景色が無数にあると思うんだけど
今日の世界一はここ
美しすぎる
アンナプルナに対して自然と感謝の気持ちが溢れ出てきました
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右を見ても左を見ても、こんなにも素晴らしい景色が広がっているんです
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...あれ?
"MBCに着いちゃった 笑"
なんとこのみっつは目的地に到着してしまったのである
まだ時刻は9:30AMを回ったばかりだと言うのに 笑
ヒマラヤから、ここMBCまで約3h...
"ついにMAPS.MEが算出した時間を追い越してしまった 笑"
高山病を気にしていたから本当に時間をかけてトレッキングしたつもりだったんだけどな...
それよりこんな時間に宿へ行ってもまだ清掃が終わっていないんじゃないのかな?笑
...ってことで
"このままABCまで行っちゃいますっ!!!!笑"
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- Day6
Himalaya to ABC(Annapurna Base Camp)
ってことで本日も昨日に引き続きプラン変更を行いますっ!!
ここから1h程度だし、まだまだ体力も残っているしね〜
ちなみに標高はMBCが3,700mで、ABCは4,130m...
これも昨日の理由と同様に、高山病のリスクを下げたかったからまずMBCで体を慣れさせようと思っていたんだよね
過信は良くないと思うんだけど...重々承知していたんだけど...
目の前にゴールがあるって分かるとやっぱり先まで進みたくなっちゃうよね〜笑
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笠雲に似た可愛らしい雲がかかっていた
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ってことで、このみっつはアンナプルナトレッキングの最終目的地であるABCを目指すことにした
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ここは3,700m
富士山の頂上とほぼ同じ標高なんだけど富士登山に比べるとそこまで辛くないんだよね
富士山の登山道に比べ、緩やかな道だったというのが一つの理由だと思うんだけど
それでもやっぱり息が切れる...
ってことでお互いに"牛歩カード"を使い、一歩一歩ゆっくり歩くことにしました 笑
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ここ数日のトレッキングは良いコンディションに恵まれていたけど、今日は特に最高だった!!
天気そしてワンにも励ましてもらい、このみっつはラストスパートをかけるっ!!
...そして遂にその瞬間がやって来る
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"4,130m、ABCに到着だーーーーっ!!"
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ゴールを迎えた時ってどんな時も感動的で最高にハッピーなんですね
このみっつは絶対にこの瞬間を忘れません
そして到着するなりABCは突然の雲に覆われ始める...笑
宿にチェックインした後ビューポイントに向かおうと思っていたんだけど間に合うかなぁ
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アーチをくぐると何だか祝福してもらっている気分になりますよね 笑
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"Annapurna Guest House & Restaurant"
最終目的地アンナプルナベースキャンプの宿はこちらに決定!!
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場所はこちら
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申し分ない部屋..というか快適すぎるっ!!
昨日のヒマラヤの宿の後だったから尚更です 笑
宿代は400ルピー(約405円)とヒマラヤの宿と変わらず
シャワーやチャージも有料だったんだけど、使わないから料金は確認しませんでした
ちなみにアンナプルナトレッキングでは、上に登れば登るほど食事や水などの値段は上がるんだけど
何故か宿代は安くなるんです 笑
チョムロン辺りまではサービスとして半額や無料になっていただけだからね
そしてこのみっつは休む間もなくABCの絶景ビューポイントに向かった
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歩いて5分もかからないからね 笑
そして振り返ってみる...
そこにはアンナプルナトレッキングの集大成とも言える絶景が広がっていた
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"...はずだった!!!!笑"
先ほどの雲がさらに侵食していましたね 笑
でも、写真で見ると全然良さが伝わらないんだけど確かにここは絶景ビューでした!!
ゴールに到達した達成感もあったからか、雲に覆われていようとこのみっつはめちゃくちゃ感動しましたね
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でもね、ご安心ください
このみっつにはまだ明日があるんですよっ!!
ご存知の通りここ数日の午前中は完璧なまでに最高の天気に恵まれているんです
ってことはね...つまりね...要するにですよ...
"明日の朝はここにベリーベリーワンダホーな景色が広がっているわけなんですよっ!!"
アンナプルナさん!!楽しみは明日にとっておけってことですね!?
TVアニメ「ドラゴボール」をよく見ていた幼い頃
その回の放送終わりが近づくと、永遠と同じようなシーンが流れていたのを覚えていますか?
『いつまで宙に浮きながらバシバシ組手をやっているんだよ!』
そんなツッコミ満載の映像をバックに亀仙人の声でナレーションが始まる
"あぁ、ドラゴボール見たくなっちゃったな"
...そんなわけで、明日までおあずけ状態のこのみっつ
宿に戻りリラックスタイムに突入することにしました
ついに最終目的地のABCに到達し、感動的な記事になるはずだったのに
危うく変な話の展開になるところでした...危ない危ない 笑
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逆光でよく分からないけど
ここのダイニングルームは、ABCに向かってくる人たちを一望出来る造りになっているんです
このみっつは窓際のソファー席に長いこと居座り
ただただ他のトレッカーたちの感動的なゴールを見届けていました
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ダルバートはついに最終形態へと進化を遂げる
そのお値段、なんと620ルピー(約630円)!!
このみっつがポカラの町で良く通っていた大好きな高級ダルバートが320ルピー(約325円)
宿の近くにある高級レストランの最上級ダルバートが、確か700ルピー(約710円)ぐらい...
そのレストランには行ったものの、さすがに最上級ダルバートには手が出せなかったんだけど
こんな特別な場所の記念すべき日なんだからもちろん注文しちゃうよね!笑
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ランチはお互いの好きな料理を食べながら、これまでの様々な出来事を語らいました
ちなみにベジヌードルスープは370ルピー(約375円)、ベジフライドライスは490ルピー(約500円)
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熱々の器に触れ、暖をとるこのみさん 笑
...そう、ここは標高4,000m越えているんです
一つ前に泊まったヒマラヤの宿やここABCの宿
標高が高くて確実に寒いのに何故かダイニングには蒔ストーブがないんですっ!!泣
ダイニングの扉が開く度に冷たい風が嫌がらせをしてきます
"北風小僧の寒太郎さんでしょうか?"
いや、寒太郎さんは確かそんなに悪い人じゃなかったはず...
人違いってことで、このみっつは食事をとりながら体を暖めました
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外ではワンが到着するトレッカーたちを出迎えていました
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そして天候は一気に崩れる
予想した通りの展開でした
最初は雨かと思っていたのですが、よく見たら雹でした!!
それだけここの標高が高いってことですね...
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見た目はちょっと寂しいけど味は問題無し!
やっぱりダルバートは最高の料理だなぁ〜
そしてお腹がいっぱいになったこのみっつは水を買うことにした
買える水は一つ前のヒマラヤ辺りからウォータータンクからではなく沸騰した水を入れてもらっています
値段は1リットル170ルピー(約175円)とバブリー価格でございます 笑
そして奇跡が起こった
持ってきたプラスチック製のボトルウォーターをスタッフに渡し満杯まで入れてもらいました
そしてそのボトルを受け取るこのみさん
"!?"
このみさん「何これ!?超あったかーーーーいっ!!!!」
なんと入れてもらった水は沸騰したばかりホットウォーターだったのだ!!
そして何度も申し上げますが、ここは標高4,000m越えの高地
寒さは耐えられない程ではないのですが...
"結 構 ギ リ ギ リ で す 笑"
みつる氏ですら、ロンTにダウンジャケットそしてフリースを重ねた後にゴアのジャケットを着ています
そして下はタイツに短パンに薄手のロングパンツを履いていますからね...
このみさんはその格好にレッグウォーマーやソックスを履き
下にはレインパンツまで履くというかなりの重装備
部屋に入り、この状態に布団をかけて何とか寝ることが出来る...
といったギリギリの状況だったわけです 笑
そしてそんな状況下に突如現れた救世主あったか湯たんぽちゃん!笑
飲み水用に買ったつもりが、まさか命を救う存在になるとはね...
このみさんは命のホットウォーターを大事そうに抱えながら眠りにつきました
そして眠りについてから数時間が経った
このみさん「起きて...0:00AM過ぎたよ」
みつる氏「ん〜っ」
このみっつはアラームを止める
そう、ABCから星空を見るために頑張って起きたのです
外に耳をそばだてると、雨や雹の降る余計な音は聞こえなかった
気合を入れて外へ飛び出す
"うっわぁーーーーーーーーっ!!!!"
寝静まったキャンプサイトに起きているのはこのみっつだけだった
建物の光は全て消え、空に映し出されたのはキラキラ光る星たちだった
昨日の夜、ヒマラヤの村で見た星空のとは比べ物にならないぐらい綺麗だった
それに不思議とあまり寒さを感じなかった
このみっつは転ばないように足元に注意しながら、上を見上げたまましばらく付近を歩き続けた
この星空は見る価値あります
星が好きな人もそうでない人も
いつも感謝しているけど、この瞬間ばかりはいつも以上にこのみさんに感謝した
夜中に一緒に星を見ようって誘ってくれたことに
このアンナプルナで見たヒマラヤの空は一生忘れないと思う
そしてみつる氏は確信した
"明日は確実に最高の景色が見られるっ!!!!"
みつる氏は遠くをジッとを見つめる
辺りは真っ暗で何も見えないんだけど、そこには確かにアンナプルナ山脈があるんだよね
それが何だか不思議な感じだった
早く朝が来ないかな
そう思いながら、このみっつはまだ少し暖かい布団の中に転がり込んだ
- Day6
Himalaya to ABC
標高:3,270m → 4,130m(+860m)
時間 / 距離:4h25m / 8.8km
[1日の流れ]
6:20 ヒマラヤ出発
7:30 デウラリ通過
9:30 MBC通過
10:45 ABC到着
[宿泊施設]
Annapurna Guest House & Restaurant(宿F)
トリプル、トイレ・シャワー共有、部屋にコンセントなし
宿泊料金:400ルピー(通常も400ルピー)
※夕食を注文するという条件付き
※シャワー・チャージ共に追加料金が必要(料金不明)
オススメ度 ★★★★★
[出費]
宿E 朝食ミルクティー:90ルピー
水1リットル:130ルピー
宿F 宿泊料金:400ルピー
宿F 昼食ベジヌードルスープ:370ルピー
宿F 昼食ベジフライドライス:490ルピー
宿F 昼食ミルクティーx2:240ルピー
宿F 夕食ダルバートx2:1,240ルピー
宿F 水1リットル:170ルピー
合計:3,130ルピー(約3,180円)
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みなさん良いアンナプルナトレッキングを♡
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