LOOK FEEL FREEDOM 〜自由に世界一周〜
- アメリカ編 RSS
- Aug. 20, 2015
- マライアとエディー、そしてアグネス
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二人は走っていた
ここは、サンフランシスコ空港内
昨夜、激動のホノルルチェックインを経て
ホノルル → サンフランシスコ経由 → シアトル へと向かう途中だった
なぜ走っていたのか、その理由は昨夜の激動チェックインにさかのぼる
(最近さかのぼり系の書き方多いです)
〜数時間前、ラウラウを食べホノルル空港でシアトルへ向かうためのチェックインをしようとした時のこと〜
みつる、おもむろにiPhoneのメールを開く
(空港内にはWi-Fi環境がなかったのだが、数時間前にそのメールはすでに届いていた)
メールのタイトルはこうだった
"Flight delay..."
さすがのみつるさんでも内容は分かる
これは出発が遅れているということじゃないですか!!
本来は、20:55出発だったのだがメールによれば23:15に変更するとのこと!
2時間30も遅れる!!
焦る二人!
なぜなら...
(もちろん、サンフランシスコでの乗り換えが間に合うかどうかも大事だったのですが)
到着のシアトル空港から電車でダウンタウンまで行き
そこからポートランドへ向かうため
BoltBus(ボルトバス)というものをすでに予約してしまっていたのだった!
(ポートランドへはバスで4時間ほど)
シアトル空港内のダウンタウンへ向かう電車に乗るまでの道のりや
ダウンタウンからバス乗り場までの道のりもはっきりと分かっていないため
予め、時間に余裕をもってフライトを予約していたのでした
(もちろんポートランドでの宿も予約済み)
二人の考えでは、ちょっとでも道に迷って時間をロスしてしまったら
予約したBoltBusには乗れず、チケットは捨てることになり
次の便で行くとしても空きがあるかも分からない...
単純に"シアトルまで行く"というプラン止まりであれば
このFlight Deleyは大したことなかったんですが...
二人「とにかくチェックインカウンターの職員に詳細を聞いてみよう!」
【二人の確認したいこと】
(1) この"Flight Deley"ってマジ?
(2) シアトルに着いたら「私たち電車でダウンタウンへ行きたいんです!」
さらにそこから「バスでポートランドへ行く予約もしてしまっているんです!」
これ、間に合います?
この二点だった
そしてチェックインカウンターは自分たちの順番へ
ここで対応してくれた職員
ブロンドでメガネをかけ、少し膨よかで...
言うなれば、少し歳をとったマライアキャリーだった
二人はiPhoneのメールを見せマライアへ問う
マライア「うん、そうそう〜そうなのよ〜 だから23:15出発に変更なのよね〜」
二人「サンフランシスコで乗り換えなんですが、これ間に合わないですよねー?」
マライア「オッケ〜それじゃ乗り換えの便は変更しましょうね〜」
とてもライトであっさりとした対応
しかしマライアはどこか優しさがあった
Deleyが真実という(1)の問題はクリアしたが、(2)の問題を必死に伝える
だが、マライアには伝わらない
何が問題なのと言わんばかりの表情だった
さすがクリスマスソングの女王だ
一向に納得のいかない二人の表情を察したマライアは
ちょっと席を外すからここで待てと言った
するとここでもう一人の人物が登場する
言うなれば、若い頃のエディーマーフィーだった
エディーはマライアと同じ仕事をしていて
チェックインカウンターで立ち尽くす二人を見てこう言った
エディー「預け荷物はあるかい??」
二人「...はい、ありますけど...このバックパック2つです」
エディー「オウケィ、それじゃあここにひとつずつ置いてくれ」
二人は顔を見合わせ、今マライアとやり取りの最中だけどいいのかな...?
そう考えるも、マライアと同じ職員だし、問題はないよね!
そう結論に至り、そのままカウンターで荷物を預ける
エディーの後ろを右へと流れるていく2つのバックパック
間もなくして、マライアが帰ってきた
マライア「さっきの続きね〜、えーっとあなたたち預ける荷物はあるかしら?」
二人「え!?」
二人はマライアの後方右へと流れるレーンを指差した
マライアは驚いた表情を見せる
その時思った
人種は違えども、言葉は通じずとも、伝わるものがある
そう
これはやってしまったパターン!
あーのーやーろー!!
少し離れた所で別の対応をしているエディーを
二人は恨んだ表情で見つめる!
マライアはまさに、あの王道の"Why?"を表すジェスチャーを
今にもしそうな雰囲気だった
でもマライアは優しかった
マライア「オーケイ、いい?今からわたしがあなたたちの荷物を取りに行きます」
「だからあなたたちはここで待ってるのよ?分かったわね?」
映画版ドラえもんで例えるなら、ドラえもん役がマライア
余計なことをする、スネ夫役はエディー
そしてのび太役はこの二人
今夜の配役はこれで行きます
預けてしまったバックパックの特徴を伝えて
マライアを見送る
そしてエディーを睨む
すると、エディー
"パチパチパチっ♡"
ウィンクだとこのやろー!!
ごめんねって意味なのか
チャーミングなエディーに笑うしかありませんでした 笑
再び戻ってくるマライア
荷物は持って来なかったが、どうやらオーケイらしい
ちゃんとシアトルに届くとのこと
よく分からないけど、恐らく違う便に荷物が乗っていっちゃうとか
そんな感じだと思いますー
荷物問題は解決したっぽいのだが
肝心の(2)の問題"シアトルからのタイトなスケジュール"が
マライアには一向に通じなかった
もうそこには、ある意味、言葉の壁はありませんでした
すると、マライアは再び姿を消す...
間も無くして戻って来ると、女性を連れてきた!
二人「あ!日本人じゃない!?」
これで少しは話しが分かってくれそうです!
彼女は僕らの前に来てこう言いました
『ワタシ、ニホンゴ、スコシワカリマース』
二人「(に...日本人じゃなーーい!笑)」
そうですね、彼女を例えるなら
少し日焼けしたアグネスチャンといったところでしょうか
結論から言います
アグネスはドラミちゃん役です
ドラえもんを完璧にフォローしてくれます
アグネスは、片言の日本語で
一生懸命頑張って二人の対応をしてくれました
そして、二人が心配している問題に気がつき...
アグネス「あなたたちグーグルは使える?」
二人「ソーリー、ノーワイファイ〜」
すると、アグネスはチェックインで使用するPCのモニタを
二人にグリっと向けてGoogle検索をし始めたのだった!
シアトル空港内の電車に乗れる場所から、ダウンタウンでのバス乗り場の場所まで
極め付けは、YouTubeを開きだし、動画でその道のりを叩き込んでくれた!
もう至れり尽くせり
アグネスは本当に優しくて...
かなり長く二人のために時間を割いてくれたはずです
きっと急遽、呼び出されたのでしょう
アグネス「I gotta go〜」
そう言い残し、去って行きました
ありがとう、アグネス
ありがとう、マライア
エディー...
なんとか一見落着し、飛行機に搭乗し出発したのは
23:45
予定を30分さらに押していたことは言うまでもない
そして、経由のサンフランシスコ空港で
乗り換えのゲートが果てしなく遠いという事態に陥り
激走していたことも言うまでもない
その後、シアトルへ着き
アグネスのYouTubeのおかげ何なく電車にも乗ることが出来て
さらにはダウンタウンにも着き、余裕をもってバスに乗れるという
完璧なまでのシナリオとなった
バスに揺られること4時間
一行はポートランドへ到着し
迷いながらも、なんとかこれから2泊お世話になる宿へと着いた
しかし、本当の悲劇はこれから始まる
ドラえもんのような甘いアニメ映画は
一変して
恐ろしいホラー映画へと
チャンネルが切り替わったのだった
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みなさん良いサンフランシスコライフを♡
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